【FX】トレードは“ドラッグ”にもなりうる

【FX】トレード方法

こんにちは!

理学療法士のたけ坊です!

今回は「トレードはドラッグにもなりうる」という刺激的なテーマです。

最近ずっとチャートが気になって仕方がないなあ…

たけ坊
たけ坊

FXと向き合うのは良いことだけど、のめり込み過ぎには注意だね!

この記事を読んでわかること

1.脳の報酬システムが理解できる

2. FXののめり込み過ぎが身体に及ぼす影響がわかる

※今回の内容は「スマホ脳(新潮新書) 著者:アンデシュ・ハンセン、久山洋子」を参考にしています。

※記事の一部にアフィリエイト広告が含まれています。広告する際は再度記載しています。

脳の報酬システムとは

トレードをドラッグ化させてしまうのに切ってもきれない関係にあるのが、脳の報酬システムです。

期待させるホルモン

その中でドーパミンが重要な役割を果たします。ドーパミンは行動を促すホルモンであり、何に集中するかを選択させます。

実は報酬システムを激しく作動させるのはお金そのものではありません…。お金が増えるかもという期待で報酬システムが作動します。

たけ坊
たけ坊

期待感という現象そのものがトレードを病みつきにさせちゃうんだよね…

期待に関する研究

サルに対して、ある音が聞こえるとジュースが出るという実験がありました。

その時のドーパミンは、ジュースを飲んでいる時よりも音が聞こえた時点で増加したという結果になりました。

つまり、期待感でドーパミンが放出されています。

さらに人間に対しては、お金をもらえるカードを被験者に引かせるという実験が行われました。

毎回お金がもらえるとわかる時よりも確実にもらえるかわからない時のほうがドーパミンが増えることがわかりました。

つまり、確実なことよりも、不確かな未来への期待でドーパミンがより増えてしまうということです。

たけ坊
たけ坊

未来がわからないというのは不安なことかもしれないけど、同時に期待感も含まれるよね!

上記の実験と同様に、「もしかしたらお金が増えるチャンスがあるかもしれない。」という単純な考えを想起しやすいのが何を隠そうFXです。

狩猟時代であれば、獲物がいるかどうかわからない環境へ行くためのモチベーションになるかもしれません。

しかし、FXでは余計なトレードを増やしてしまい(いわゆるポジポジ病)、大きな損害に繋がりかねません。

ギャンブルトレードをしてしまうと、その不確かさに対してドーパミンが多く分泌され、やめられなくなってしまうのです。つまりドラッグになりうる可能性があります。

それにもドーパミンがでてくるの!?

また、脳はマルチタスクさせるとご褒美にドーパミンを与えてしまいます。

これは狩猟時代に、注意を分散してあらゆる事象に対して迅速に対応し、警戒態勢を整えておく必要があったためです。

そのため、すぐにトレードのことが頭をよぎり、チャートを見てしまうのです。

つまり、ポジポジ病のきっかけを作ってしまうということです。

たけ坊
たけ坊

効率が悪いとわかっていても、ラジオや動画を流しながら勉強しちゃうよね!マルチタスクっていうのはそんなイメージかな??

Point!

1. お金が増えるかもという期待感がドーパミンを放出させトレードを依存させる。

2. 確実な未来ではなく不確かな未来がドーパミンを放出させる。

3. トレードを常にチェックしてしまうマルチタスクもドーパミンを放出させる。

FXによる気分の低下

FXトレードが引き起こすのは期待感だけではありません。その代償のいくつかをご紹介します。

常に戦闘態勢のトレード

脳のストレスシステムについて紹介します。脳のストレスのシステムにはコルチゾールというホルモンが深く関与します。

コルチゾールは身体にとって重要なストレスホルモンであり、危険に遭遇すると「闘争か逃走か」を迫られてしまいます。

どちらの選択にせよ、筋肉を働かせることが身体にとって、重要事項になります。

筋肉に大量の血流を送るために心拍数が上がり、睡眠・消化・繁殖行為を後回しにしようとします。

健康を維持するために大切な要素は、運動、人付き合い、睡眠と言われています。

トレードは常に値動きを追っていて、チャンスが来たらエントリーをする。長い時間画面の前から離れなくなってしまいます。

それを続けていると運動、人付き合い、十分な睡眠からかけ離れてしまいコルチゾールが増え、不安感が増し、うつ状態になってしまう可能性があります。心拍数が高い状況も続いてしまうのです。

また、含み損を抱え続けている場合、不安感が増し、コルチゾールの分泌が進んでしまいます。それはつまり、戦闘態勢が長く続いている状況になってしまいます。

たけ坊
たけ坊

周りに敵が居る状態ではいつ攻撃されるかわからないから戦闘態勢を続けなきゃいけないよね!でもそれは長くは続かない…

急にトレードを休もうとすると…

一方でトレードを休もうと思っている人の場合を想像します。

不確かなトレードを行い続け、ドーパミンを少しずつ与えられている人にとって、突然トレードをやめることはストレスを発生させる要因になります。

いつも、期待感が与えられるFXはギャンブルとして行うとやみつきになってしまいます。

そのドラッグを手放してしまうと、眠れない、食欲がわかない、気分があがらないなどの症状が現れても仕方がありません。

たけ坊
たけ坊

期待感が頭から離れないから、なかなか辞められなくなっちゃうんだよね…。タバコを吸っている人もこんな気分なのかな??

Point!

1.長時間のトレードはコルチゾールを分泌させ心身を常に緊張状態にさせる。

2. トレードを急に休もうとするとドーパミンの急激な放出低下による喪失感でやる気が無くなる。

FXにのめりこみ過ぎないための対処法

FXに没頭してしまう要因を知ったところで、今度はそれにどう向き合っていくのかが大切です。

今回はFXにのめり込まないための対策をいくつか上げてみたので、自分に合うものを実行してみてください。

相場が動く時間のみをねらう

相場が動く時間は8時~13時、15時~24時である。その時間帯のみのトレードを心がけましょう。

スマホで取引できないようにする

スマホで取引ができてしまうと、いつでもどこでもエントリーできる環境になってしまいます。

パソコンのみで取引が行えるように、スマホのFXアプリをアンインストールしましょう。

海外口座を利用しない

レバレッジが高く少額で高ロットの取引が行えてしまうのが海外口座の特徴です。

その特徴ゆえに資金管理のルールを簡単に破ってしまう可能性があります。国内口座でレバレッジを抑えて大きな損失を抑えられる環境を作りましょう。

運動をする

10分程度で良いので少しランニングをしてみましょう。ランニングをしている最中はトレードを行うことができません。そのため、相場から一時的に離れることができます。

また、心拍数を高める運動をすることでストレスが少なくなるとの報告があります。座ることをやめて外の世界に飛び出しましょう。

15分程度の昼寝をする

頭が疲れていると、思考が鈍くなり正しい判断ができなくなります。15分程度のノンレム睡眠をとり、頭をすっきりさせましょう。

ただし、30分以上寝てしまうとレム睡眠に入り、起きてもだるさを感じることがあります。

コーヒーを飲んでから寝るとカフェインの効果で15分後に起きやすくなります。

友達とおしゃべりする

話しやすい友達と会って話すことで、楽しい気分になりストレスが軽減します。ただし、友達と会うときは直接が良いと思います。

たけ坊
たけ坊

ドーパミンとうまく向き合えるように、ドーパミンに頼らない幸せホルモンを出すことが重要だね!

トレードの場面に応じた感情の変化を知ることも大切です。下記の記事も参考にしてみてください。

おわりに

FXはドラックになる可能性が強いですが、その一方でコントロールできるようになれば資金が増える強い武器になります。

自分とFXの関係性を改めて認識し、のめりこみすぎている場合は一定の距離をとりましょう。

皆さんが良いトレード生活を続けられることを祈っています。今回参考にさせていただいた書籍を下記のリンクに貼っておきます!

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ではまた!

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