【FX】損失回避とポジポジ病の関係性

【FX】トレード方法

こんにちは!

理学療法士のたけ坊です。

本日は損失回避とポジポジ病の関係について特集します。

損失回避にポジポジ病が関係するの?

たけ坊
たけ坊

損失回避は人に根強くある心理だから、ポジポジ病との関係は深いよ!

そもそも損失回避ってどういう状況なんだろう…?

この記事を読んでわかること

1. 損失回避の心理がわかる

2. 損失回避と脳の関係性がわかる

損失回避と脳

突然ですが質問です。

A. 100万円を失う

B. 50%の確率で200万円を失うが、50%の確率で損失が0円になる。

この2つのうち、あなたはどちらを選びますか?

上記と似たような質問をした時に脳の働きを調べた報告があります。金銭的には同じですが、損失が発生するくじを調べた研究では、リスク愛好的な行動、つまり、先程行った質問でBを選んだ人が多く見られました。その際の脳の血流量を調べると扁桃体という場所が活性化し、逆に報酬系である前帯状皮質が活性化しなくなることが示されました。

下記が記載されている論文です。

つまり、損をしている状況になると扁桃体が働き、リスク愛好的(ギャンブル)になりやすいということです。

たけ坊
たけ坊

人間は本質的に損に弱い生き物なんだね!

扁桃体とは

扁桃体は感情と関連している部位であり、特に怒りや恐れといった強い感情に関与しています。

損切りの後にモヤモヤした気持ちが続くのは、扁桃体が活発になっているためです。喧嘩した後にモヤモヤが残る状態と似ていますね。

損切りの負の感情的な経験は、扁桃体を刺激し、ストレス反応を引き起こします。その結果、心拍数や血圧の上昇、体の緊張、集中力の低下などが現れることがあります。

また、損切り後にモヤモヤした気持ちが続く場合、扁桃体と関連のある脳の他の部分も関与しています。前頭前野は、判断や意思決定を担当する領域であり、損切り後にモヤモヤした気持ちを制御する役割があります。

しかし、損切りだけでなくロスカットなどの強い感情的な出来事が起こると、前頭前野の機能が一時的に低下することがあり、冷静な判断や感情の調節が難しくなることがあります。

その結果、モヤモヤをいち早く消したいため、根拠のないところでエントリーして損を取り返そうとします。

これが損を取り返すためのポジポジ病に至る流れです。

たけ坊
たけ坊

考えることをやめて、とにかく損を取り返したい気持ちになってしまうよね…。

損失のモヤモヤに負けないために

損失確定後のモヤモヤをなくすためには、そもそも無理な資金でトレードを行わないようにするということが第一です。失って動揺してしまうような金額で行うと、すぐに扁桃体が活性化してしまいます。

損失に対して慣れる必要もあります。少ない金額から、徐々に投資金を上げていき、入金したお金は無くなったものと考えてトレードをします。損切りした時は、「損切の分だけ強くなる」と心で語りかけるようにし、次のトレードに活かせるように頑張りましょう。

損切の範囲を広くしておくことも対策の1つになります。損切の地点がエントリーから近いとすぐに損失が確定されてしまい、感情を揺さぶられる可能性があるからです。

たけ坊
たけ坊

自分のモヤモヤと向き合って、資金管理や損切設定を行う必要があるね!

最後に

人間は損失に弱い生き物です。損をするとすぐに扁桃体が活動してしまい、かなり厄介です。もはや、その事実を知っておくだけでもアドバンテージになるとおもいます。俯瞰的に自分を観察して、トレード人生が少しでも長く送れるように頑張りましょう!

ではまた!

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