注文住宅を選んだ理由
そもそも、わが家が注文住宅を選んだ一番の理由は、妻が「建売は嫌だ」と考えていたからだった。
せっかく家を買うなら、間取りや内装は自分たちで決めたい。
そして、どうせならおしゃれな家にしたい。
妻にはそんな思いがあった。
一方の僕はというと、当時は「いつか家を建てられたらいいな」くらい。
今すぐ家を建てよう、というほど具体的には考えていなかった。
そんな中で迎えたゴールデンウィーク。
特に出かける予定もなかったので、
「住宅展示場って、見学するとプレゼントもらえるみたいだし、ちょっと行ってみる?」
本当にそのくらいの軽い気持ちで、住宅展示場へ行ってみることにした。
せっかく行くなら何社か見てみようということで、ひとまず3社を見学。
ところが、実際に住宅展示場を見て回ってみると、妻よりも僕のほうがすっかりその気になってしまった。
気がつけば、見学した3社すべてで次の打ち合わせの予定を入れていた。
「プレゼントもらいに行ってみよう」くらいだったはずなのに。
完全に住宅展示場の思うつぼである。
アイ工務店との出会い
そんな3社の中のひとつが、最終的に家を建てることになったアイ工務店だった。
アイ工務店の営業担当者は、こちらの希望を引き出すのがうまかった。
その中で聞かれたのが、
「どういう条件がそろったら、家の購入を具体的に考えますか?」
というような質問だった。
僕は、
「うーん……いい土地が見つかったら、すぐ考えるかもしれませんね」
くらいのことを答えた。
すると、次の打ち合わせ。
本当に土地を持ってきた。
しかも、その土地がかなり魅力的だった。
場所や広さ、価格などを考えても、「これなら……」と思える条件だった。
そして、あれよあれよという間に、その土地を押さえることになった。
ついこの間まで、
「いつか家を建てられたらいいな」
だったはずなのに、
「この土地があるなら、もう建てよう」
に変わってしまったのである。
「見学だけって言ってなかった?」
当然、妻からは言われた。
「見学だけだって言ってたのに、なんでいつの間にか買うことになってるん?」
怒られた。
ごもっともである。
しかしである。
家を買うというのは、結婚しかり、転職しかり、ある程度はそのときの勢いというものも重要なのではないだろうか。
……理由をつけたいだけかもしれないが。
とはいえ、一度冷静になって考えてみた。
結局、いつかは家を買うつもりだった
まず、
「このままずっと賃貸に住むのか?」
という問いに対する僕の答えは、NOだった。
子どもと暮らしていくには今の家では少し手狭だし、家賃は月8万6,000円ほど。館林周辺で考えると、決して安くはない。
では、
「今とは違う地域に引っ越す予定があるのか?」
これもNOだった。
おそらく、これからも館林周辺で暮らしていくことになる。今のところ、それ以外の地域で暮らすことはほとんど考えていない。
このまま賃貸に住み続けるつもりはない。
住む地域もだいたい決まっている。
そして、いずれ家を建てたいと思っている。
そこまで決まっているのなら、
「じゃあ、いつ買うの?」
という話になる。
物価も上がっているし、住宅価格だって今後どうなるかわからない。
そう考えていくと、どうあがいても、
「買うなら今でしょ」
にたどり着くのである。
古い。
もちろん、最後に残るのはお金の問題なのだが……。
なぜアイ工務店だったのか
住宅会社を考えるうえで、地元の工務店という選択肢もある。
ただ、僕自身は地元工務店については、かなりピンキリなのではないかと思っていた。
もちろん、探せば大手の住宅会社以上に良い家を建ててくれる工務店もあると思う。
でも、自分たちがその「良いところ」を見つけられるのかはわからない。
家は、人生の中でもかなり大きな買い物だ。
だからこそ、「自分たちの工務店選びが正しかったのか判断できない」という怖さもあった。
その点、アイ工務店は自分たちにとってバランスが良かった。
価格だけを追求するローコスト住宅というわけではない。
かといって、手が届かないほどの高価格帯でもない。
ある程度の性能があって、自由度もあり、おしゃれな家もつくれそう。
「中価格帯で、性能・デザイン・自由度のバランスを取りながら家を建てたい」
そんな僕たちには、アイ工務店が合っていたのだと思う。
いや、正確には――
そう信じたい。
こうして、家づくりが始まった
ゴールデンウィークに、
「暇だし、プレゼントもらえるなら住宅展示場でも行ってみる?」
という軽いノリで始まった住宅展示場めぐり。
それが数回の打ち合わせを経て、土地を押さえ、いつの間にか本当に家を建てることになっていた。
自分でも、こんなスピードで話が進むとは思っていなかった。
そんなわけで、わが家はアイ工務店にどっぷり浸かって、注文住宅を建てることに決めました。
ここから、わが家の家づくりが始まります。
